パッティングの奥深さ

2013年07月06日

<< 前のページへ戻る

画像を拡大する パッティング

みなさん、パターのフェースにロフトがついているのはご存知でしょうか?
それは、パッティングといえども打った瞬間はボールを打ち上げる必要があるからだということです。

もしもグリーンがボーリングのレーンのようにツルツルであれば打ち上げる必要はありません。
しかし、グリーンは芝でできているので、どんなに短く刈り込んでいるグリーンでも、ボールはほんのわずかではありますが芝に沈んでいる状態になります。
これを、ロフトのないパターで打つと沈んだ分だけ芝に引っかかってしまうのです。

もちろんのことながら、4度という小さい角度が示すように大きく跳ねることはなく、ほんのわずかに跳ねるだけなのですが、そのわずかな跳ね具合が転がりに影響を与えます。

プロゴルファーはその構造を理解しながらパッティングをしているため、ロフトを利用する(クラブの特性に従う)パッティングをしているといいます。
しかしながら、アマチュアゴルファーは、「パット=転がす」ことを大前提に考えるため、ロフトを利用できていないことが多いようです。
特に初心者は、「地を這うように転がすのがパッティング」という先入観で打つことが多いので、インパクトでロフトをマイナスにして打つためにグリーンに衝突させてしまいがちです。

パターに限らず、それぞれのクラブの構造や特性はしっかり理解しておくことは、スコアアップにつながる秘訣かもしれませんね。

プライベートルームのラウンドシミュレーションでパッティングができます。
日々の打ちっぱなし練習では、ぜひ「ウチッパ」を!