書籍紹介:『GOLFという病に効く薬はない』

2013年07月24日

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画像を拡大する 『GOLFという病に効く薬はない』黒鉄ヒロシ・幻冬舎

以前にもこのトピックスで紹介したホールインワンの話。
まだまだ奥が深く、いろいろな情報収集をされている方がいるようで・・・。

漫画家の黒鉄ヒロシ氏はゴルフに関する知識や歴史、その期限などを膨大な資料を当り、調べてまとめあげた『GOLFという病に効く薬はない』という漫画の中で、ホールインワンの魅力に取りつかれ、様々な研究と分析を行た「A・ベル」について描いています。

ベルの研究によると、ホールインワンのもっとも出やすい距離は130~140ヤードのショートホールで、季節は1位が6月、2位8月、3位11月で気候は薄曇りで無風。時間は午前:午後=20:80という比率だそうです。
そして、驚くことにホールインワン全体の約30%がミスショットから生まれているという事実。
肝心のホールインワンの確立というと、男子プロや男子トップアマの確率で1/3700、女子プロ&女子トップアマで1/4660、一般のアマチュアゴルファーに至っては1/43000。
これは1ラウンドに4つのショートホールがあるとして、10750ラウンドしてやっと1回達成できるという奇跡のような確立です。
週に1回ラウンドするゴルファーで換算すると・・・実に200年強の歳月を要することに。
この確率が、アマチュアゴルファーにとっては夢のまた夢なんてことになっているのでしょう。

ちなみにホールインワンは、もともとは「HOLE MADE IN ONE STOROKE」と呼ばれていたものが縮まってできた呼び名だそうです。
日本ではホールインワンをすると、祝賀会や関係者にチップを払ったり記念品を用意したりと何かとお金がかかってそれ用の保険まで用意されていますが、その習慣は日本独自のものだそうです。

その他、本書ではタイトルの通り「ゴルフは病」と定義してその理由を述べていたり、「ヘッドカバーを最初に作ったのは日本人だった」という衝撃の事実や、クラブの本数が14本になるまでのゴタゴタなど、「へ~!」の内容が盛りだくさん!
根っからのゴルフ好きにとっては話題づくりも含めて一読の価値ありです。


奇跡のホールインワンを夢見て・・・
打ちっぱなし練習は、ぜひ「ウチッパ」を!


元記事はこちら⇒http://ddnavi.com/news/140241/