108ミリのなぞ

2013年06月17日

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画像を拡大する カップイン!

パッティングの調子が悪い時、カップはどんどん小さく見えてくるそうです。
そのカップの大きさですが、ゴルフ規則で108ミリに定められているのはご存知ですか?

このサイズに決まったのは19世紀後半のことで、場所はゴルフの聖地といわれるセントアンドリュースのオールドコース。
その頃のカップと言えば、グリーンに適当な大きさの穴を掘ってそこに鉄の棒を差し込んだだけのものでした。
穴の大きさはバラバラで、当時はリフトティーなどというものはなく、土を盛ってティーショットをしていたために、次のホールのティーショットを打つために、前のホールのカップの土を持って次のホールに向かうこともざらで、カップの穴はどんどん大きくなってしまっていたそうな。

当時、セントアンドリュースのコース管理を任されていたのがトム・モリスという老人で、全英オープン4度の優勝を誇る名選手だったそう。
トムは管理を任されたのち、コースの改造を進めていきますが、カップだけは昔ながらの穴を掘っただけの物でした。
これに納得のいかないトムは、何とか穴が広がらない方法はないものかと模索していたところ、水道工事に使う排水管を切ってカップにはめ込む方法を思いついたとのことでした。

その思い付きで使った水道工事に使う排水管の直径がたまたま108ミリだったことから、1891年にR&Aは正式に定めたそうです。

この絶妙なサイズがゴルフの楽しさを世に知らしめたのかもしれませんね。


カップインの快感は得られずとも、力いっぱい打つ環境は抜群です!
日々の打ちっぱなし練習ではぜひ「ウチッパ」を!

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